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不妊症の検査や治療、体外受精をお考えの方を対象にした勉強会を毎月無料で行います。
8月13日(土)に第1回の勉強会を行いました。不妊症の全般的な検査と治療についてお話ししました。 参加された方はお暑い中に来て頂きありがとうございました。 次回は9月10日(土)に行う予定です。詳しくはクリニックのウエブサイトを見て頂きたいと思います。 ![]() 子宮は子宮頚部という子宮の出口の部分と子宮体部という子宮の奥の部分(妊娠する場所)の2つの部分に分けられます。子宮の形態異常を子宮奇形と呼びます。超音波検査、子宮卵管造影検査、MRIなどにより診断されます。
双角子宮とは子宮頚部が一つで、子宮体部が左右の2つに分かれているものを指します。他の子宮や膣の形態異常では、月経がこない、月経痛がひどい、うまく性交渉ができないなどの症状がでることがありますが、双角子宮は特に症状はなく、健康診断や妊娠や他の病気をきっかけに偶然発見されることが多いといわれています。 双角子宮は必ずしも不妊症の原因とはならないと考えられます。妊娠経過や分娩も問題ないことが多いのですが、場合によっては流産や分娩時のトラブルの原因となることがあります。 より妊娠の可能性を高めるために、排卵の時期を予想し、性交渉のタイミングを指導する治療法をタイミング療法と呼びます。
卵巣の中の卵胞とはこれから排卵しようとしている卵子の周りに液体がたまった風船のようなものです。排卵の時期が近づくにつれて、この卵胞は大きくなり、排卵直前には 18mm 程度まで大きくなります。また、排卵の時期が近づくと子宮内膜(子宮の中を裏打ちしている膜)が厚くなります。これらを超音波検査により計測し、排卵の時期を予想することが出来ます。 排卵の時期が近づくと、頚管粘液(子宮の出口から分泌される粘液)の量が増加し、性質が変化します。この変化を観察することも排卵の時期を予想する方法の一つです。 上記の方法に加えて血液あるいは尿中のホルモン検査を行うこともあります。より確実に排卵と性交渉の時期を合わせるために、排卵直前に排卵させるためのhCGというホルモン注射をすることがあります。 月経の開始を遅らせる場合には、次に月経が始まると考えられる時からおおよそ1週間前から薬を内服してもらうこと多いです。場合によっては注射剤を用いることがあります。
月経の直前に来院されても時期をずらせないことがありますので、少なくとも次の月経開始の予定日の1週間以上前に受診されることをお勧めします。
最近までの研究で、子宮内膜症による卵巣のう胞は卵巣がんの発生母体となっている可能性が高いということが報告されています。卵巣がんにはいろいろな種類(組織型)があるのですが、その中の明細胞腺癌と類内膜腺癌といわれるものが発生するリスクが高くなると考えられています。
子宮内膜症による卵巣のう胞から卵巣がんが発生するメカニズムはまだ解明されていません。悪性化(癌化)の率は 0.7 から 0.8 %くらいと考えられています。そのため、定期的に卵巣のう胞の状態を確認することが必要になります。 子宮内膜症による卵巣のう胞が見つかった場合の治療方針をどうするかは、今後の妊娠の予定や患者様の年齢などそれぞれの患者様の状況によって違ってきます。婦人科医は悪性化の可能性も視野に入れつつ、患者様にとって最もよいと思われる治療方針を検討します。
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