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Q:不妊治療中に子宮鏡検査をしましょうと言われました。どのようなものでしょうか?

子宮鏡検査(子宮ファイバースコープ検査)は子宮の中に細いファイバースコープを挿入して、子宮の内部を調べる検査です。

子宮内膜(子宮の中の妊娠する部分)が子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの病気により変形していると着床障害の原因となることがあります。超音波検査で不妊症に対する影響についてある程度は診断できますが、子宮鏡検査はさらに正確に診断することが出来ます。

また、治療を続けても妊娠に至らない場合に着床障害の原因検索の目的で子宮鏡検査を行うことがあります。

卵管の通過性が不良である場合、卵管の出口に細い管を挿入することにより、卵管の閉塞の診断及び治療を行うことが可能です(卵管選択通水術)。
# by hiroi-cl | 2010-09-10 22:09 | 不妊治療について

Q:子宮ファイバースコープ検査とはどのような検査なのでしょうか?

子宮ファイバースコープ検査は子宮鏡検査とも呼ばれます。細い内視鏡を子宮の中に入れて、子宮の内部を観察します。この検査は月経開始より10日目前後で行います。検査中にはある程度の下腹部痛がおこることがあります。

この検査により、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫、子宮体癌や前癌病変の性状などがわかります。

医療機関によっては、事前に患者様の感染症(B・C型肝炎、梅毒、エイズなど)の有無を検査をおこなうことがあります。
# by hiroi-cl | 2010-09-09 23:24 | その他の婦人病について

俳優の萩原流行さんとの対談

先日俳優の萩原流行さんと対談を行い、そのことが雑誌「国際グラフ」に掲載されました。

萩原さんがインタビュアーとしていらっしゃり、「身近な専門家として、健康的な生活のお手伝いをしていきたい」という当クリニックのモットーについて、そして不妊症、内視鏡手術についてお話ししました。

萩原さんは医療について、ご自身のしっかりした見解をお持ちであり、大変有意義なご意見を頂きました。ありがとうございました。

内容については一部抜粋して、下記の当クリニックのウエブサイトに紹介しています。

http://hiroi-cl.jp/gurafu/index.html
# by hiroi-cl | 2010-09-07 22:54 | ひろいウィメンズクリニック

Q:男性の禁欲の期間は長ければ長いほど精液の状態はよくなるのでしょうか?

精液中の精子は精巣で作られます。1回放出されると元の数に戻るまで3−4日程度かかると言われています。そのため、男性には排卵前や精液検査前には4日くらいの禁欲期間をもうけてもらいます。

以前、上記のようにご説明したところ、精液検査前に1ヶ月くらい禁欲をした方がいらっしゃいました。その時の精液検査の結果は自然の性交渉ではご妊娠が難しいと考えられるものでした。禁欲の期間を1週間くらいにしてもらい再検査を行ったところ正常な数値になっていました。

禁欲の期間が長いと古い精子がたまっていくと考えられるので、極端に長くない方がいいと思います。おおよそ4日から1週間くらいが適切だと思います。
# by hiroi-cl | 2010-08-30 11:14 | 不妊治療について

Q:不妊症の検査で子宮卵管造影検査を勧められました。どのような検査でしょうか?

子宮卵管造影検査は子宮の中に造影剤を注入し、同時にレントゲン検査あるいは超音波検査を行い、子宮の形状や卵管の通過性を確認するものです。レントゲンの検査の場合には卵管周囲の癒着の状態も評価できると考えられます。

子宮内に挿入する細い管や器具、使用する造影剤の種類はそれぞれの医療施設によって異なります。起こりうる副作用や合併症としては、造影剤に対するアレルギー、用いる器具や管による子宮損傷、操作に伴う感染などが挙げられます。

検査後、少量の出血やおりもの、軽度の下腹痛がおこることがあります。多量の出血、38度以上の発熱、強い腹痛がある場合には、検査を受けた医療施設で診察を受けることが必要です。
# by hiroi-cl | 2010-08-28 23:14 | 不妊治療について